南国市の養鶏場 奥田のたまごです

奥田のたまごは、南国市で営む養鶏場です。

飼育に薬品などを一切使用せず、
特徴は黄身の色で、エサのトウモロコシ類から出るキレイな「レモンイエロー」

吟味したこだわりの飼料を食べ、大地を走り回って健康に育った鶏たちから産まれた卵です。

普通の卵を食べられないお子さんが、「奥田さんの卵なら食べる」といったお母さんの話をよく聞きます。ぜひ一度ご賞味ください。

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飼育方法について

●鶏種はゴトウもみじと土佐ジロー
我が家では、生まれて間もない雛を購入して育てます。
「ゴトウもみじ」は、後藤孵卵場という会社の「もみじ」という名の、国内で改良された赤鶏です。

「土佐ジロー」は土佐ジローはもみじよりもおとなしく、高知県畜産試験場が開発した卵肉兼用品種で、高知県特産の土佐地鶏の雄と、アメリカ原産のロードアイランドレッドの雌を交配して作られた一代雑種の鶏です。
土佐地鶏の特徴を受け継いでおり、体重は1.3 – 1.5Kgと比較的小柄の鶏です。

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開放鶏舎での平飼とケージ飼い

飼い方は、地面に放して飼う平飼方式と、ケージでの飼育を行っていますが、どちらも通風のいい開放鶏舎です。

飼育の基本的な考え方は、私の稲作にも共通する所が多いですが、まずは薄飼い。雛の時から十分なスペースを与え、あまり過保護にしないで、出来るだけ早く外気温に順応出来る様に育てます。

雛の時からこのように育った親鶏は、暑さや寒さに対してストレスが少ないです。

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飼料は自家配合

飼料は配合されたものではなく、原料を単品で仕入れて自分で配合しています。生育期間毎に、三種類の飼料を自家配合し、また親鳥用の飼料は季節によっても配合割合を調節し、暑さ寒さに備えます。

普通の飼料と比べてカロリー蛋白とも少し控えめのを、これが少し難しいですが、過ぎず不足しない様に与えます。

雛の時から多くやりすぎていると、好きな餌だけ選り食いするなど悪い癖がつきます。毎日食べ尽くす量を与えて、かつ栄養不足にならない餌の量が必要です。

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現在我が家では親鶏の羽数が3000羽です。

この業界ではかなり小規模な経営で、餌やりをはじめほとんどの仕事は手作業で行うのですが、鶏の年齢や季節の餌の要求量に対応しやすいのが手作業のいい所ですが、でも毎日休むことの出来ないほこりっぽいつらい仕事でもあります。

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飼料に薬品類は一切使用していません

飼料に抗菌や成長促進のための抗菌剤は一切使用していません。

うちのように地面で雛を育てる場合、小腸や盲腸がやられる、コクシジウム症という原虫病にかかりやすく、被害も大きくなりがちで、以前は予防薬に頼るしかなかったのですが、今では餌にオリゴ糖や、納豆菌の醗酵飼料を配合することで、ほぼ解決しています。

 

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たまにコクシジュウムの症状が出る群れがありますが、薬品を使わずに我慢して見守っていると、ほとんどの雛は自力で克服出来ることが分かりました。

一度かかるとより免疫が強くなるそうです。その他に季節の雑草や唐辛子の粉末を与えています。

また屠場(とちくじょう)からのリサイクル飼料の、肉骨粉などは一切使用しません。

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ワクチン

ワクチン接種を否定される方もおられますが、うちでは法定伝染病のニューカッスル病のワクチンと、もう一つ鶏痘のワクチンを40~70日令にそれぞれ一度接種してます。

ワクチン

おもな飼料

・ピュアコーン(非遺伝子組換、ポストハーベストケミカルフリー、アメリカ産)
・米ぬか (近所のコイン精米機や米屋さんから)
・魚粉 (酸化防止剤無添加、かつお節のヤマキ、愛媛県伊予市より)
・大豆粕(非遺伝子組換)
・コーングルテンミール
・かき殻(広島産)
・季節の雑草や野菜
・発酵醤油粕 (原料の大豆や麦は国産、メキシコ産の岩塩 小豆島の正金醤油)
・唐辛子

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黄身の色について

奥田のたまごの黄身の色は「黄色」です。

一般に値段の高い卵ほど卵黄色を濃くする傾向があります。

カラーファンという黄身の色見本がありますが、値段の高い特殊卵などは、13~15
と最高に濃い数値になるよう、南米産などのパプリカから濃縮、抽出した
ものを添加し、オレンジ色に近い色になるよう、飼料を配合設定します。

ほとんどのお客さんは黄身の色が濃いほどいいと思われているようです。
(濃い色にしたほうが受けがいいのですが)

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うちの卵の黄身の色は、カラーファンで、8~9程度の濃さで、黄身の色は、餌の原料のトウモロコシ類や緑餌からでるレモンイエローです。
(カラーファンとは卵の色見本のカード)

前に試しにパプリカを使ったことがありますが、見事にオレンジに近い
黄身の色に変わります。

しかし自分としてはやはりナチュラルなレモンイエローが好きでパプリカは止めました。

またこのパプリカ粉末すごく微粉で、配合の時気をつけていても吸い込み
やすく、せき込んだら苦しいので、息を止めて扱わなければなりませんでした。

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爺の卵黄油について

卵黄油というのは古来からの健康食です。

うちの爺さんが、大なべでじっくり時間をかけ、卵黄を炒りつめます。

しばらく炒りつめると、焦げはじめて、煙がもうもうとたち、やがて卵黄のエキス分がにじみ出てきます。

爺の卵黄油は無添加で原料は卵黄のみです。

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我が家では朝食後のお茶に、一、二滴おとして飲んだり、口内炎の時寝る前に塗ったりして利用しています。
味は少々苦く焦げ臭いですが、家族の健康には欠かせないものとなっています。

奥田のたまご1

親かしわ料理のコツ

私たちが飼育した親かしわは、生後18ヶ月ほどで鶏肉に加工しますが、これに対して
市販のブロイラーは、生後60~70日ぐらいで鶏肉に加工されているようです。

親かしわはとても身の締まった肉で、そのまま市販のブロイラーと同じ調理法では硬さが
弊害になりますが、親かしわに合った調理をすればとてもうまい料理が出来ます。

我が家の自己流ですが参考になればと思います。

鶏

●解凍はできるだけ冷蔵庫などの低温でゆっくりと。解凍直後は硬いので冷蔵庫で
2日ほど熟成させた後調理します。

●肉は繊維の方向と直角の向きに切ります。鍋物など硬さも考えて斜めそぎ切りなどで。

●水炊きや煮込み料理は、はじめに味をつけず水だけで、柔らかくなるまで煮ます。
鶏ガラがあれば一緒に煮て出汁をとるつもりで。水の量は蒸発分や野菜の水分も
考えて多過ぎないように。親かしわの鶏ガラはいい出汁がとれ評判は良いです。

鶏1

おすすめ料理

☆水炊き
出し昆布を取り出した後、鶏肉は水だけで柔らかくなるまで煮ます、あとは野菜などを入れ煮ます。
大根をおろし馬路村の「柚ポン」などでいただきます。

☆炭火で焼き鳥
食べやすい大きさにきって、串に刺すか、網でそのまま。味付けは天然塩がいいです。
卵管や砂肝もいけます。

鶏2

☆もつ煮
解凍後水で良く洗ってから切ります。醤油、酒、砂糖、生姜などと煮ます。

☆さっぱり煮
煮汁の材料の比率(こいくち醤油1、酢1、水1~1.5)砂糖や生姜、ニンニクなどは好みで。
煮汁の材料を火にかけ沸騰させた後、もも肉や、胸肉を切らずに入れ、20~30分煮る。
一度冷ました後、もう一度火を入れると、味がよくしみ柔らかくなります。
食べやすい大きさに切りいただきます。

鶏3

会社概要

店 名 奥田のたまご
所在地 〒783-0092 高知県南国市田村乙1644-2
代表者 奥田渉
TEL 088-863-5450
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